高周波増幅技術

送信用RFパワーモジュール、PLLシンセサイザ・通信機回路用各種アナログHIC以外の品目としまして下記に示しますより広範囲の高周波増幅回路並びに周辺回路の設計試作開発制御回路の対応も可能です。

動作クラス

製品紹介フォームに掲載しましたPAモジュールはA~C級動作が主ですが更なる高効率化をめざし~F級まで取り組んでおり製品化しています。

歪補償

代表的な歪補償方式としまして、

FF : フィードフォワード
APD : アナログプリディストーション
DPD : デジタルプリディストーション

歪補償方式は増幅器で発生する歪を打ち消す、すなわち逆の歪でキャンセルすることにより実行されます。

補償される増幅器で発生した歪そのものを使用する : FF
補償される増幅器とは異なる素子で発生する歪を使用する : APD
歪波形情報を計算して逆方向の振幅や位相を補正する : DPD

その他の技術(カーテシアンなど)も活用して、最適な歪補償方式を設計します。

高効率アンプ

ドハティアンプとは1936年にW.H.Dohertyにより考案された高効率電力増幅技術です。 基本構成は以下からなります。

  1. 入力部に電力分配器
  2. 並列に2つのアンプ:キャリアアンプとピークアンプ
  3. 2つのアンプの出力インピーダンスを調整する、インピーダンス変換器

本技法は低出力時はピークアンプの動作を停止させキャリアアンプのみを駆動させることにより消費電力を低くすることができ高出力時には2つを同時駆動します。これにより飽和出力から大きく下がった出力電力時でも高効率動作を実現できます

動作クラスと歪補償と高効率アンプ技術の組合せの設計が可能です。

試作設計

各種アンプ試作開発製品並び研究製品